「家にはキーボードしかないのですが、習えますか?」
時々いただくご質問です。結論からお伝えすると、当教室ではピアノレッスンは、ピアノまたは電子ピアノ(88鍵・ペダル付き)をご用意いただける方を対象としています。
今回は、その理由と、ピアノを置くのが難しい方へのおすすめのレッスンについて、少しご説明します。
なぜキーボードではピアノレッスンが難しいのか
・鍵盤の数が異なる
多くのキーボードは61鍵や76鍵で作られています。そのため、ピアノ教材で使われる音域すべてを練習することができません。
・教材がキーボード対応ではない
ピアノの教材では、ペダルを使った表現や、音の響き・コントロールを学びます。これらは、一般的なキーボードでは十分に再現できません。
・タッチや奏法が違う
鍵盤の重さや幅が異なるため、指や身体の使い方そのものが変わってきます。ピアノの奏法を身につけるには、ピアノで練習することが不可欠です。
私は、キーボードはピアノの代用品ではないと考えています。キーボードにはキーボードならではの楽しみ方や魅力があり、素晴らしい楽器です。
音色やエフェクトを自在に変えて自分だけのサウンドを作ったり、バンドやアンサンブルで演奏したりと、楽しみ方は無限に広がります。
私自身、キーボードについて十分な知識と奏法を体系的に学んでいれば指導したいところですが、現在は責任をもってお受けできるレッスンとしては行っておりません。
ピアノが用意できない方へ:ピアニカレッスンという選択
ご自宅にピアノを置くのが難しい方に、ぜひおすすめしたいのがピアニカのレッスンです。
ピアニカは、学校で体験する楽器というイメージがあるかもしれませんが、年齢を問わず学べる、奥深い楽器です。
ピアニカならではの魅力
ピアニカは鍵盤楽器ではありますが、ピアノとは音の出し方や身体の使い方が大きく異なります。
息の使い方や腹式呼吸によって音をコントロールするため、呼吸と音楽が直結した楽器でもあります。
そのため、
・歌うような表現
・感情がそのまま音に表れやすい
といった、ピアノとはまた違った表現の楽しさもあります。
また、息・指・脳・感情を同時に使うため、集中力や表現力が自然と養われる、非常に優れた「健康楽器」でもあります。
大人になって気づいた、ピアニカの奥深さ
私自身、子どもの頃はピアニカにあまり興味がありませんでした。
しかし大人になって本格的な両手奏などの演奏に触れ、その魅力にすっかり惹かれました。4年前からレッスンにも通い、今もその奥深さを日々実感しています。
当教室でも、ピアノの生徒さんの中に、「ピアニカで両手奏をやってみたい」と興味を持ち、レッスンに取り入れている方がいらっしゃいます。
学校だけでは体験できない、かっこいい両手奏や表現の楽しさを、ぜひ一度体験してみませんか?
