前回までのブログでは、ピアノを始めたばかりのお子さんや、練習の習慣化がまだできていないお子さんが、できるだけ早く自立してピアノに向き合うためのポイントをお伝えしました。
今回は、お子さんの集中力を高めるために、「家庭でできる環境の整え方」をお伝えします。
難しいことは必要ありません。少しの工夫で、お子さんの集中力や練習の質をぐっと高めることができます。
気が散らない環境を作る
前回は、「テキストを自分で管理する」「ピアノの上を自分で整理整頓する」ことをお伝えしました。今回はさらに、お部屋全体の環境について考えてみましょう。
練習中におもちゃやゲームが視界に入ると、子どもはついそちらに気を取られてしまいます。
・譜面やレッスンバッグだけを置くスペースを作る
・おもちゃや余計なものは棚や箱にしまう
このような小さな工夫だけでも、子どもが自然とピアノに集中できる環境になります。
静かな空間で「聴く力」を育てる
ピアノの上達には、「聴く力」を育てることも大切です。できるだけ静かな環境で練習することで、音の良し悪しやリズムの違いを聴き分けられる耳が育ちます。
一人で集中でき、スペースに余裕があれば個室が理想ですが、まだ慣れないお子さんの場合は、親御さんが様子を見られるリビングでも大丈夫です。
大事なのは、家族で少しルールを作ること。
例:「この時間だけは少し静かにしよう」と合図を決める
→お子さんの集中力に大きな効果があります。
リビングでも集中しやすい環境を整える
リビングは家族の生活スペースなので、完全に静かにするのは難しいかもしれません。
ですが最近は、子どものリビング学習や、親御さんのリモートワーク等で、リビングの一角にワークスペースを設け、家族皆で協力しながらそれぞれの環境を維持されているご家庭も多いと思います。
ピアノの練習も同じように、少し工夫で練習の質はぐっと上がります。
例:
・練習中はテレビやゲームを控える
・誰かが近くで作業している場合は「あと◯分で弾くよ」と合図を共有する
・ピアノの位置や練習の時間帯などを工夫して、集中しやすい環境を作る
完璧にする必要はありません。小さな工夫でも、子どもは自然と集中できるようになります。
今日から一つだけ、できることを
小さな変化でも、子どもはしっかり感じ取って集中力を伸ばしてくれます。
まずは今日から一つだけ、気になるポイントを変えてみることから始めてみてください。
リビングでのピアノは、練習の時間には少し気を使う場面もありますが、家族でワイワイお互いの演奏を聴き合ったり、連弾を楽しんだりできるのも大きなメリットです。
「集中して練習する時間」と「音楽を楽しむ時間」を分けて考えることで、リビングピアノの良さを、より活かすことができると思います。