皆さん、ジャズはお好きですか?ジャズにどんなイメージをお持ちですか?
私は、子供の頃から音大を卒業するまで、ほとんどクラシック音楽ばかり弾いていました。
しかし、クラシックとは全く異なるクールなジャズの世界に憧れ、高校生頃からラジオやCDで聴いたり、時々ライブに出かけたりしていました。
いつか自分も弾いてみたいという憧れはあったものの、ジャズピアノは奏法も習得のためのアプローチもクラシックピアノとは別物で、奥が深く、理論やリズムなど、すべてが敷居が高そうと感じていました。
そんな時、仕事で出会った方から「ジャズの苦手なクラシック出身者にも分かりやすいよ」と勧められたのが、ジャズピアニストでジャズ教育家でもある稲森康利先生が考案された、イナモリメソッドでした。
現在、コード奏法のレッスンを受講されている私の生徒さんも、イナモリメソッドのテキストを使っています。
ジャズやポピュラーピアノを弾くには、まずリードシート(メロディとコードだけが書かれた楽譜)で弾くことに慣れるため、どんどんコード奏法をこなしていきます。
それと同時に、コードを覚えるためのトレーニングや理論も勉強していただくのですが、楽しさを感じられるまでに覚えることが多く、生徒さんの練習のモチベーション維持に悩むこともありました。
また、ジャズ独特のリズムやメロディフェイク(楽譜通りに弾くのではなく、いい感じに崩して弾くこと)に慣れるには、耳からのアプローチも必要なため、初心者に伝える難しさも感じていました。
それらの悩みを解決するのにピッタリのテキストが、『ジャズキッズ』です!
「音楽は耳から」というコンセプトで作られた、CDを活用してジャズのリズムや演奏法を体得できるテキストです。
このテキストの魅力は、ブルグミュラー程度の読譜力とテクニックがあれば、誰でもすぐに弾ける簡単な楽譜で、ドラムとベースのバンド音源CDに合わせて弾けることです。
音数は少ないのにアレンジがとても洗練されているので、子供だけでなく大人が弾いても「私、いい感じに弾けてるかも♪」と錯覚しながら楽しく弾けると思います!
CDには、ジャズピアニストの稲森先生の模範演奏も収録されているので、リズムやフェイクなどは、真似から入ってコツを掴む練習法もお勧めです。
最初からYouTubeを聴いてオスカー・ピーターソンの真似はできませんよね(笑)
1巻は、『不思議の国のアリス』や『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』などの人気の名曲のほか、稲森先生のオリジナル曲のブルースも多く収録されています。これがとてもかっこよくて素敵な曲ばかりなので、是非弾いて欲しいと思います。
すでに興味を持ってくださっている生徒さんは、早速今月からこちらのテキストを始めたいとおっしゃっています。
「ジャズやコードも全く知らないけどちょっと弾いてみたい」「まずは聴いてみたい」という方も、お気軽にご相談ください。
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