昨日、京都秋季地区ステップに小学生と大人の生徒さんが参加されたので、私も演奏を聴きに行ってきました。
会場は、素晴らしい音響でスタインウェイD274(フルコンサートグランド)を弾ける堀川音楽高校の音楽ホールです。
今回参加された小学生の生徒さんは、普段のレッスンで使用している教本の中から、ツェルニー100番とギロックのウインナーワルツを演奏されました。
この生徒さんは、これまでコンクールなど多くの舞台を経験されているので人前での演奏には慣れていらっしゃいますが、日頃の練習にも真面目に取り組んでおり、着実にレベルアップしながら様々な曲に挑戦されています。最近はペダルを使った曲を通して表現の幅も広がり、ご本人も「素敵なピアノを気持良く弾けた♪」と楽しんで演奏されていました。
大人の生徒さんはコロナ禍にピアノを再開されたばかりですが、以前習われていた頃も多くの作品を勉強されており、とても熱心な方です。今回のステージでは、ショパンのバラード第3番を暗譜で演奏されました。
お忙しい中、練習時間の確保や練習内容の工夫など、大変なことも多かったかと思います。しかし、「このような発表の場があることが練習のモチベーションになり、実際に舞台で演奏することで初めて分かることもあり勉強になった」とおっしゃっていました。
発表会やこのようなステージにも意欲的で、今後の弾きたい曲や目標をしっかりとお持ちなので、これからも様々な舞台に挑戦していただきたいと思います。
ピアノが上達するために一番大事なことは、やはり普段の練習の積み重ねです。お二人とも日々の練習にムラがなく、常に安定した状態で努力を継続されています。
日々の練習は、地味で忍耐が必要な孤独な作業のように感じるかもしれません。しかし、それをクリアした人が何倍ものスピードで上達を実感できるのが、このような舞台で演奏することだと思います。
ピティナのステップはアドバイザーの先生方から演奏に対する講評をいただけるので、本番の予行練習として参加するのもとても勉強になります。また、日頃のピアノ学習を定期的に振り返る機会として、健康診断のようなイメージで参加するのもお勧めです。
来年の京都地区の開催は、このようなスケージュールだそうです↓
ご興味のある方は、是非ご参加ください♪