楽譜への書き込みの盲点とコピー譜のススメ

本日は、中級上級向けの内容です。

皆さんは、手書きで注意点などをぎっしりと書き込まれた楽譜を見て、どのような印象を持たれますか?

勉強熱心で向上心が高い方

注意点をどんどん書き込む先生の指導を受けている方

がそのような楽譜を使っているイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

自分に必要な内容を楽譜へ書き込むことで、インプットを効率良くできることは確かなのですが

残念ながら、書き込めば書き込むほど失われていくものあります。

それは、書き込みが多すぎることによって隠れてしまう、元々楽譜に書かれてある作曲家からの大切なメッセージです。

鉛筆書きであっても、余白がほとんどないくらいぎっしり書いてしまうと

強弱記号
音楽用語
スラー
アクセント

などの細かい記号を見落としてしまいがちで、見落としたまま演奏している人が結構いらっしゃいます。

せっかく勉強のために書き込んでも、作曲家の大切なメッセージと後から書き込んだ内容がごっちゃになってしまっては

悲しいことに、その作品らしい演奏からはどんどんかけ離れていってしまいます。

そこで、作曲家が残してくれた楽譜(作曲家のメッセージ)へのリスペクトを忘れないために

私はコピー譜を用意することをおすすめします。

書き込みをしていない楽譜を原本として、常に手元に置いて眺める時間を作ることで

様々な気付きがあります。

コピー譜を書き込み用

でも

楽譜を書き込み用、コピー譜を原本とする

のどちらでも良いと思います。

また、同じ楽譜を2冊用意している生徒さんもいらっしゃいます。

1冊は書き込み用、もう1冊は何も書かかずにお使いになっていて

良いアイデアだと思いました♪

溜まったコピー譜を整理するは、結構大変なので・・・。

紙の楽譜だけでなく便利な電子楽譜もあるので、それらも活用すると管理がさらに楽になると思います♪

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