読譜に強くなるトレーニング3選

本日は、一つ前の記事

読譜が苦手な初心者さんの3つの原因

を克服するためのトレーニング方法を動画と一緒にご紹介したいと思います。

①音符カードの目標は「より速く正確に!」

5線の音を覚えるトレーニングとして、まずこちらの動画のような音符カードを使うことが多いと思いますが

ある程度覚えるところまではそれほど難しくないけれど、実際の読譜に活かせず

「音符カードは読めるのに、なかなか楽譜がスムーズに読めません。」

というご相談をよくいただいます。

カードの音を1音ずつ読むのと、実際の楽譜の沢山の音符を瞬時に読むのとでは、難しさの度合いは全く変わってくるので

カードトレーニングでは「ノーミス&猛スピード」

でできるまで繰り返し練習して欲しいと思います。

 

②音の模様読みトレーニングも

実際に楽譜を読む際は、①でご紹介したカードトレーニングで1音ずつの音が読めるだけでなく

前後の音との関係をすばやく読むスキルも必要です。

これが苦手な人は、まずはこちらの動画でご紹介している2音の音読みからスタートすることをお勧めします。

これに慣れたら、簡単な短い曲や今練習中の曲を使って、次に進む音を一つずつ声に出して読んでみることをお勧めします。

頭で考えながら弾くだけでなく、それが上手くいかない時は声に出すことで、頭の中がすっきりと整理されスムーズに読めるようになります。

 

③思い通りに動く指をつくる

一つ前のブログに書いた「読めるけど弾けない」パターンの人は、簡単な曲でもよく音を間違えるのに、弾かずに音名を読むだけならもっと難しい曲でもスラスラ読めるということもあります。

この場合、まずは思い通りに指がスムーズに動くかどうかをチェックしてみてください。

以下の動画のように指番号を見て反射的に指が動くかどうかやってみて、もし間違えたりゆっくりしかできない場合は、脳から指への神経伝達がスムーズでないことも考えられるので

このトレーニングでスピードアップを目指してください。

これが出来たら、②でご紹介したトレーニングを「読む」だけでなく「弾くことがスムーズにできる」まで繰り返しさらってください。

 

大切なのは「スモールステップ」で「出来るまで繰り返しさらう」こと

ノーミスやスピードアップの重要性を強調してきたので

「ものすごくストイックに頑張りましょう。」

と言われているように感じられるかもしれませんが、大切なのはストイックになることではありません。

はじめから完璧にできなければならないと思うと、ハードルが高すぎてやる気もなくなりますが

まずは簡単にできることだけをゆっくりで構わないので、できるだけ毎日続けてください。

やっていくうちに出来ることやスピードも自然と上がっていくので、「ある程度できたらおしまい」ではなく

さらに目標を上げて完璧を目指していってほしいと思います。

読譜が苦手な人は目標を達成できていないのに

ご自分では「もう出来た」と判断してトレーニングが中途半端なことが、なかなか読譜力が上がらない原因になっていることが多いです。

時間がかかっても構わないので、途中でやめずに「ノーミス&猛スピード」でできるまでさらうと、曲を弾く際の譜読みが大分楽になるので、是非続けてください。

隙間時間にゲーム感覚でできるアプリ版も子供たちに人気です↓

①でご紹介した音名フラッシュカードアプリはこちら

②の音程フラッシュカードはこちら

ご飯食べに行った時の待ち時間にもやってるよ~!と楽しそうに話してくれます♪

この記事を提供した教室はこちらです

原口ピアノ教室

-読譜